経営コンサルティング会社が補助金支援に頼って破産(倒産・廃業)
経営コンサルティング会社・中小企業診断士が補助金支援に頼ることの怖さ(デメリット)をご紹介していきます。
目次
補助金事業の倒産・破産リスク
補助金バブルによって、中小企業診断士が補助金サポートの仕事を本業として独立をする。という流れがコロナ渦から強くなっています。
これに関しては、もちろん否定しませんが、注意していただきたいことがあります。
コンサル会社の破産事例
「大阪にある経営コンサルティング会社が破産手続きを開始した」というニュースがあります。
具体的な会社名は控えますが、このコンサルティング会社は「中小企業向けの補助金・助成金支援を中心に行っていた」とのことで、特に事業再構築補助金によって、売上を伸ばしていき2023年3月期には35億8600万円の売上に拡大したとのことです。
この成長の間で、本店事務所を大阪のビジネス中心地に移転。そしてスタッフの増員を行ってきたとのことです。
そして補助金審査が厳しくなったことによって、案件の進行遅れが続出していきました。
人件費と家賃負担などの固定費が増えすぎてしまい負債が20億を超えてしまった、という状況にもなったみたいです。
このことから「破産に追い込まれた」とのことです。
中小企業診断士やコンサル会社への注意喚起
私は常々補助金サポートへの注意喚起を行ってきました。
昨今、事業再構築補助金による「補助金バブル」によって独立開業をした中小企業診断士や経営コンサルタントの方をよく見かけます。その中で、補助金をメインにして売上を上げてきたコンサルタントや中小企業診断士の方に、ずっと注意喚起をしてきましたが、その通りになった案件だなと思っています。
経営コンサル会社の破産・倒産の理由
今回は、補助金の特徴を抑えられなかったことが原因だと思っています。
特徴①:変えられようがない外部環境のリスク
具体的には、補助金は政策に影響を直接的に受けてしまうという特徴です。
補助金の審査が厳格になったことによって「補助金の入金遅れや、採択された案件でもお金がおりない」というリスクもあります。
特徴②:いつかくる終わりを想定できていなかった
まだ終わったわけではありませんが、当初のような難易度・要件の補助金ではなくなりました。
このような状況で、固定費を増やし続けたことが敗因だなと思っています。
倒産・破産後の不安
案件獲得の中心が、提携する金融機関や保険会社とのことで、提携企業にも迷惑がかかる可能性があるのでとても心配です。
そして何よりも、案件の途中になっている企業様はどうなるのか?と考えると、支援者側の立場としてとても心が痛む思いがあります。
コンサル会社のリスク低減
今回の件を踏まえて、補助金がなくなったとしても企業が継続できるようにリスク分散をしておくことの重要性を再認識してほしいと思います。
リスク分散のポイント
リスク分散のポイントは、①ニーズが高く、②支援の継続ができる領域、③即金性があるサービスです。
僕は診断士やコンサルタントはWebマーケティング一択だと思っていますが、その他に何かあればそれでもOKだと思います。
コンサルタントにおすすめの方法
私が運営しているWebマーケター養成スクールのSBMアカデミーは、コンサルタントや診断士の方を中心にご提供しているスクールになっています。
卒業生が、HP制作やSEOの案件獲得、SNSの運用代行やコンサル案件をバシバシとっている状況です。
そして、大変嬉しいことに「補助金の仕事を辞めました!」と言う方もたくさんいる状況です。
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