中小企業診断士が活躍できない理由
今回は、コンサルティングビジネスと実業を行う中で感じた、中小企業診断士が活躍できない理由について共有します。
中小企業診断士の資格の利点とは?
中小企業診断士の資格を持っている方が、自ら実業を始める場合、「経営の知識がある」「リスクを予見できる」「必要なことが分かる」といった理由から、未経験の業界でも正解にたどり着くまでが早いと感じるでしょう。この点で、中小企業診断士の資格は非常に有効です。
目次
コンサルティングの現場での課題
しかし、「中小企業診断士として、企業のコンサルティングを行う」という場面になると、話は変わります。コンサル未経験で、特定の領域での専門知識がない場合、コンサルティングを行うのは難しいのが現実です。
ここでお伝えしたいメッセージは、「薄い情報をたくさん持っていても、本当に困っている人の問題を具体的に解決することはできない」ということです。さらに、誤った方向に導いてしまうリスクさえあります。
専門分野の必要性
少し経営の知識がある人が知っている程度の一般常識を伝えるだけでは、実際のビジネス現場での価値はほとんどないでしょう。
中小企業診断士という資格には独占業務がないため、具体的で専門的なスキルを身につけなければ、活躍するのは難しいというのは多くの方が感じていることだと思います。特に、専門分野が具体的であればあるほど、中小企業診断士の資格と相性が良く、成功の可能性が高まります。
コンサルティング業務の誤解
仕事の受注の流れとして、「上流の戦略コンサルを行い、その後に個別施策を支援する」というアプローチを考える方も多いかもしれませんが、中小企業支援の現場ではこれは適切とは言えません。初めて会った人に、いきなり大事な経営戦略の相談をするのは抵抗があるものですし、業界の専門家でもない相手に対しては、どうしても疑念が生じます。
信頼構築から始めるアプローチ
そこでお勧めするのは、まず個別具体的な課題を解決し、その後に上流の提案や新規事業の戦略部分からの支援に進む流れです。まずは、目の前の明確な課題を解決し、信頼を得た状態で上流のコンサルティングや顧問契約を結ぶことが重要です。
私の実践例:Webマーケティング支援
私自身、Webマーケティングの中でも特にSEO(検索エンジン最適化)に力を入れ、企業のWebサイトの検索順位を上げる施策を行っています。また、SNS運用の支援を通じてファンを増やし、採用や売上の拡大をサポートしています。さらには、HP制作を通じて魅力的な商品やサービスの伝達を支援し、売上拡大に繋げています。
まとめ:まずは特定の領域での実績を作ること
これらの個別施策で信頼を築いた後に、全体的なコンサルティングや顧問契約へと発展させる流れをとっています。まずは、ニーズがある特定の領域で自信を持って支援できるサービスを構築することが成功への鍵です。
スクールについて
現在はWebマーケター養成スクールのSBMアカデミーは、たくさんのお申し込みを受けたため、新規の受入れを停止していますが、今回の件から「スクールに入りたい」というたくさんのご連絡をいただきましたので期間限定で再開させていただきます。
なお、昨年大好評だった『SNSマーケター養成スクールの動画視聴を無料プレゼント』も今回特別に復活します!
SBM Academyの先行が開始!!(詳しくは先行予約フォームからご確認ください)
『先行予約』2024年8月5日〜8月31日
『一般申込』2024年9月1日〜9月30日
『短期間で独立できるノウハウを手に入れましょう!!』
※お支払い・受講開始は9月1日〜となります。