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中小企業診断士の転職事情〜実際のとこどうなの?〜

中小企業診断士の転職事情

中小企業診断士の平井東です。

本日は中小企業診断士の転職についてお話しします。

診断士の資格が転職に役立つのかという部分にフォーカスして、お話ししていきます。

転職を考えているこんな人におすすめ

◇現状の職場に不満があり、転職を考えている方

◇今よりも好条件の会社に転職するために診断士資格を取得しようと思っている方

◇経営コンサルタントとして独立を目指して、まずは民間のコンサルティング会社に転職をしたいと思っている方

このような方は、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

現状の仕事に満足していない人、たくさんいるんじゃないでしょうか。

転職はしたいけど、今の給料よりも下がってしまうと困ってしまいますよね。

やりがいのある仕事で、今よりもいい給料で仕事したいと思いますよね。

そこで頭に浮かんでくるのが、資格の取得だと思います。

この記事では、中小企業診断士を取得すると、転職にどう影響があるのか、などをお話ししていきます。

年齢や、これまでの職歴も影響してくるところではありますが、私自身の経験や肌感も含めてお伝えできればと思います。

それではさっそく本題にはいりましょう。

YouTubeの動画でも配信していますので、ぜひご視聴のほどよろしくお願いいたします。

中小企業診断士は転職の役立つのか

中小企業診断士は転職に役立つのかというお話しからしていきます。

診断士の資格は、幅広い経営学の知識を身につけることができます。

中小企業の事業会社でも、社内に経営の専門家がいたら、会社にとってプラスになります。

公的機関という立場から、中小企業を支援している商工会や中小企業基盤整備機構などでも、必要としているでしょう。

民間のコンサルティング会社でも、MBAが重宝されるように、中小企業向けのコンサルティングをしている会社では、診断士の資格があると転職しやすくなるでしょう。

私自身の実体験では、診断士取得前と、取得後で、転職活動のエントリーシートの合格率は大幅に上がりました。

特に経営コンサルティング会社では、面接まで進みやすくなりました。

多くの場合で診断士の資格は役に立ちます。転職活動が成功しやすくなります。

転職活動でアピールする方法

次に、中小企業診断士をアピールして転職活動をする方法についてお話ししていきます。

中小企業診断士を勉強している中で、やりたい仕事が明確になったり、資格を生かした仕事がしたくなる。

ということもあります。

そのため、診断士を取得した目的は、次にやりたい仕事で活躍するために勉強したというストーリーにすれば、採用する会社も納得しやすい動機になるかと思います。

注意していただきたいことについては、中小企業診断士を全面的に出し過ぎてしまうことです。

診断士の資格は懐刀として持っておき、必要な場合にその話をするくらいでいいかと思います。

中小企業診断士の資格を持って転職すると給料は上がるのか

中小企業診断士の資格を持って転職すると給料は上がるのかについてお話ししていきます。

これは一概に、診断士の資格があれば給料があがります。

とはいえないです。

自分のやりたい仕事や、転職先の業界などの影響が大きいからです。

なので、私自身の話をさせていただきます。

私自身は、診断士の資格を取得してすぐに「経営コンサルティング会社に転職をしました。

その際に様々なコンサルティング会社を受けましたが、書類先行は通過することが多く、複数の会社から内定をいただきました。

資格取得前は、書類さえ通らなかった会社に再チャレンジして内定いただくこともできたので、診断士効果なのかもしれません。

そして、給料面の話をすると、転職によって給料は増えました。

なので、転職によって給料があがる会社に入りやすくなる。と言えるかもしれません。その分ハードワークな会社もありますので、自分の人生において、何を大事にしたいのかにもよると思います。

収入を増やしたいという方にはお勧めです。

求人企業の傾向

求人企業の傾向についてお話ししていきます。

今動画を撮っている時の、「中小企業診断士 転職」で検索して、どういう企業が診断士の求人をだしているのか見てみました。

やはり経営コンサルタントの職種として募集している会社が多い印象でした。

経営の外部環境が悪化している状況ですので、民間企業はもちろんのこと、公的機関含めて中小企業を支えるコンサルタントがより一層必要になってくると思います。

他の資格を比較してどうなのか

他の資格を比較してどうなのかについてお話ししていきます。

よく比較されるのが、社会保険労務士や行政書士、税理士などがあります。

資格取得の難度はそれぞれ異なってきますが、ある程度難易度の高い資格として有名なのは、こんな感じですかね。

転職を有利に進めるために、どの資格がいいのかとお悩みの方も一部いらっしゃるかと思います。

どの資格をとった方がいいのかについては、自分自身が今後どのような資格を取得して、転職して活躍したいかによって異なってきます。

社会保険労務士の転職について

具体的に、人事や人材系の資格がしたいのであれば、社会保険労務士の資格が役に立って、転職の際に人事部を希望して転職活動もしやすくなるでしょうし、社労士事務所でも働きやすくなります。

人事系の人に関わる仕事がしたいのであれば、中小企業診断士よりも社会保険労務士の資格のほうがいいかもしれません。

行政書士の転職について

そして次に行政書士の資格ですが、この資格は比較的独占業務があり、難易度もそこまで高くないと言われている資格です。

あくまで難関資格と比較すると、少し合格までの平均的な勉強時間がすくない。

というだけで決して簡単な資格ではなく、難しい試験だと思います。

転職するために行政書士をとりたい。

という方はあまり聞いたことがありません。

どちらかといえば、独立開業を目指して、行政書士の資格を取得するという方が多い印象です。

なので、条件のいい会社に転職するために、行政書士の資格をとるというのは、あまりおすすめしません。

独立開業したい!!というのであれば、仕事ができる範囲も比較的広く、かつ独占業務がある資格なのでいいと思います。私のまわりでも行政書士でご活躍されている会社もあります。

私がしらないだけで、行政書士が転職に有利な場合もあると思いますので、気になる方はご自身で調べてみてください。

ただ、経営コンサルティング会社への転職にはあまり関係ないのかなと思います。

税理士の転職について

そして、税理士資格についてお話しします。

中小企業診断士よりも難関な資格で年数もかけて取得するひとが多い資格となっている税理士資格では、もちろん転職には有利になります。

財務・会計・税務などの仕事は、どの企業もきっても切り離せない業務です。

税理士の保有が条件の転職もあると思いますので、その場合は必須となります。

税理士の資格を保有をすると、独占業務もありますし、独立開業をする人も多くいるかともいます。

複数年勉強時間を確保できる方や、財務会計や税務の業務をしたい方、転職のみならず自分自身が独立して開業したい方などに、おすすめかなと思います。

中小企業診断士の転職市場での見え方

中小企業診断士の転職市場での見方についてお話します。

まず、私自身転職市場に精通しているものではないので、個人的な意見になります。

コロナによる借入が返済のための資金繰りや、売上を増やすための施策の提案など、今後も経営コンサルタントという職種は必要とされると思います。

正直、私自身の本音とすれば、「中小企業診断士」であろうが「経営コンサルタント」であろうが、「マーケター」であろうが、その手段はどうだっていいと思っています。

お客様である企業の課題解決が目的なので、手段は問いません。

ただ、中小企業診断士という資格の魅力が、世の中に伝わりきっていないと感じています。

全員が全員、高いスキルやノウハウをもっていて、バリバリ中小企業の経営課題を解決できているわけではないので、仕方ないと思っています。

しかし、今後受験される方、すでに中小企業診断士の資格を取得している方が、活躍されて、診断士のブランド強化もできたらなと思っています。

ぜひ、中小企業診断士の資格を持って、転職・ひいては、起業を目指している方、ぜひ一緒に頑張っていければと思います。

ぜひ、なにかあれば協力させてください。

本日は以上となります。

YouTubeやブログにて今後もビジネスに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。


著者

平井 東 プロフィール詳細を見る

保有資格:中小企業診断士(国内唯一の経営コンサルティングの国家資格)
(株)SBMコンサルティング 代表取締役
SBMCの起業塾 代表

経営コンサルティング会社・デジタルマーケティング会社等を経て(株)SBMコンサルティングを設立。WEBを活用して中小企業の売上拡大を支援している。
マーケティング戦略の立案から、SEO・MEO・リスティング広告・ホームページ制作などの施策を一気通貫で行うことで成果を出している。
独立中小企業診断士として、中小企業のサポートに日々奮闘している。