士業の先生が「セミナー講師業」を受けるリスク
目次
セミナー講師を減らした理由
昨年までは年間30回ほどセミナー講師として活動していましたが、2024年は10月に初めてのセミナー講師を行い、今年はそれが最初で最後になりそうです。その理由は次のような点にあります。
- 単純に多忙
- 単価が低いことが多い
- 意義に疑問を感じる
- 社会的な価値が見えにくくなってきた
特に「初歩的な内容のセミナー」には、果たしてどれだけの価値があるのか、疑問を感じています。
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初歩的な内容のセミナーは必要か？
初心者向けのセミナーについて、正直なところ「ChatGPT・YouTube・書籍で十分ではないか？」と考えています。
初歩的な情報であれば、「ChatGPT・YouTube・書籍」の手段で簡単に学ぶことが可能です。自分で情報を調べ、学び、解決する能力（自己解決能力）は、どのビジネスにも共通して必要なスキルです。逆に、こうした基礎的な情報にすらアクセスしようとしない場合、その人がビジネスで成果を上げるのは難しいでしょう。
自己解決能力のある人は、たとえビジネス初心者であっても、スムーズに情報を吸収し、適切に活用する能力を持っています。初歩的な内容のセミナーで質問される内容も多くで「他責思考」が垣間見える内容で、検索やAIツールで簡単に調べられる内容が多いと感じています。
ノウハウの安売りは避けたい
初歩的なセミナーはお断りすることが増えていますが、深い内容や最新の事例に関するセミナーの依頼はお受けしています。ただし、この場合でもお断りすることが増えています。
理由としては、「単価が見合わない」ことです。正直なところ、深い大切なノウハウを安売りすることは難しいです。
2025年1月から池袋で韓国料理店をオープンする予定ですが、飲食店経営にしては、新たな取り組みをする予定なのでうまくいくとセミナー依頼がくると予想されます。
この場合、同業種に競争力を与えるリスクが伴うため、慎重になります。重要なノウハウの提供は高額コンサルティングのみになってしまう傾向があります。
AI時代に備えた自己成長が必要
セミナーに依存し、初歩的な内容の講義に満足していると、いずれAIに仕事を奪われるリスクがあると考えています。
AIやテクノロジーが進化する現代において、基礎的な情報は簡単に無料で入手できる時代です。情報を得るためのコストが低下したことで、自己解決能力が今まで以上に求められています。
今回のメッセージとして、士業の方々には「自己成長の機会」を大切にし、AIに簡単に取って代わられるようなスキルに頼らずに、新たな価値を提供できるような専門性を磨いていただきたいと考えています。
セミナーのメリット
とはいえ、セミナーにもいいことはあります。それは見込み顧客の獲得です。セミナーを通じて、先生ポジションを確立しその後の契約するという流れが作れているのであれば問題ないでしょう。
ただ、あまりにも「あぁこの先生、自分のバックエンド商品売りたいだけで、セミナーが全然タメにならない」となることは気を付けましょう。
こうなってしまうと、正直社会的な意義としてはほとんど0だと思います。
士業におすすめの仕事
士業の生き残りとしては「独占業務」「専門性の高さ」に加えて、「自分でできるけど、リソースがないから外注したい」という外注の側面がある仕事を増やすとAIに代替されるリスクが減っていくと考えています。
私自身は、Webマーケティングの代行がこれに当たります。さらに複数の自分での実績や、コンサルティングできるほどの深いノウハウがあるため、代行作業でも高単価の支援ができています。（SNSの運用代行で月額77万円など）
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