中小企業診断士の1次試験を独学で合格するために必要な勉強内容
独立中小企業診断士の平井あずまと申します。
本日は、中小企業診断士を独学で合格するために必要な勉強についてお話ししていきます。
中小企業診断士の試験を受けようと思った時にチラつくのが「独学なのか」「受験予備校への通学なのか」ということです。
独学で合格するための勉強についてお話ししていきます。
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目次
試験科目の内容とは
1次試験は、全部で7科目となっています。
企業経営理論・経済学、経済政策・財務会計・経営法務・経営情報システム・運営管理・中小企業経営・政策となります。
独学合格に必須のテキストとは
まずは、独学で合格するために、活用したほうがいいテキストについてお話ししていきます。
全教科共通で、TACのスピードテキストで十分です。
全科目購入するとそれなりの金額となりますが、合格するとすぐに回収できると思いますので、ぜひ投資だと思って思い切って全て購入してみてください。
独学合格に必須の問題集とは
続いて、独学で合格するために、活用した方がいい問題集についてお話ししていきます。
これも全科目共通で、TACのスピード問題集で十分です。
これも全科目思い切って活用してください。
まずは、第一段階で参考書をケチって買おうとしている段階で、合格から遠ざかると思っています。
まず目の前の目的は合格で、そのための手段が勉強や参考書ん購入となります。
合格までの第一関門かもしれません。
まだ、難関と言われる資格試験に取り組んだことがない人は、これまでの資格試験への取り組みとは大きく異なることは、覚悟したほうがいいかもしれません。
独学合格に必須の過去問題集とは
続いて、過去問問題集についてお話ししていきます。
過去問題集もなんと、TACの過去問題集が必要となります。
TACの回し者みたいなので、全く関係ないことはお伝えします。
それに加えて、「過去問完全マスター」という10年分の過去問の重要な部分を集めた過去問がありますので、苦手な科目に関しては、こちらを追加してもいいかもしれません。
確保できる勉強時間にもよりますのでなんとも言えないのですが、私は全科目分の過去問完全マスターを購入して、勉強しまくりました。
独学で合格するために必要な勉強時間とは
続いて、勉強時間についてお話しします。
一般的に必要な勉強時間
時間の計測方法で、かなり変わってくるのでなんとも言えないのですが、大体800時間程は確保したほうがいいと思っています。
2次試験で400時間程時間が取れると合格できる。ギリギリのラインかなと、凡人な私は思ってしまいます。
私ん経験談
私自身は圧倒的に勉強し過ぎて模試で上位1%を一次試験・二次試験で取りましたが、正直そこまで必要なかったと思います。
問題集を何周するか・過去問を何周するか問題ですが、
それぞれ最低でも5周くらいはしたほうがいいと思います。
多いと思うか少ないと思うかは、個人の意見ですが、私は5周どころではなかったですね。
逆に恥ずかしいので言えません。
ただ単に、5週するというよりは、割るようになった問題はどんどん飛ばして、わからない問題を何回も解く。
という方法をとれば、5週くらいすぐ終わります。
何周も勉強するときの注意事項
ただ、気をつけて欲しいのは、一つの問題に固執し過ぎて次に進めなくなってしまう。
ということです。
完璧主義社の方は、注意してください。
広範囲の試験で、試験の40-50点分はそこまで難しい問題ではなく、比較的簡単な問題をしっかりとできるようにすれば、合格一歩手前までいくことができます。
難しすぎる問題は、思い切って捨てる。
というのも、6割で合格の試験では必要になります。
試験前に、このくらい悩んでできないなら、次に進もうという尺度を勉強の中で持つこともとても大事になります。
受験予備校のメリット
受験予備校だと先生から、この部分は難しい問題がでたら捨てましょう。
出ないことをみんなで祈りましょう。
ということを言っておられる方もいまして、とても共感したというかここと強かったのを覚えています。
よく出る範囲の点が取りやすい問題を確実に抑えられるように勉強していきましょう。
問題集や過去問の中でも、重要度が書いてあるものもございますし、過去問を複数年分取り組むと、よく出てくる範囲の問題と、初めて見てテキストや問題集の中でも説明がなかったような問題があります。
そのような問題については、力を落として取り組むなどの、取捨選択をしたほうがいいと思います。
独学で勉強する場合、注意したほうがいいことについてお伝えします。
通学と通信講座について
通学や、通信講座の場合は、どの時期にどんな内容を進めていればいいのか、というスケジュールを考えながら、講座が進んでいきます。
独学の場合は、どのようなスケジュールで勉強をしていけばいいのかというスケジュールを立てることが難しくなります。
もし、自分で考えるのが難しそうであれば、受験予備校が出しているカリキュラムのスケジュールを見てみるのもいいかもしれません。
科目ごとに取り組む順番がある
大体の進め方や、科目ごとの取り組む順番など、参考にできる情報がたくさんあるかと思います。
科目ごとの取り組む順番などで、私のおすすめの方法もお伝えします。
暗記三兄弟の「経営情報システム」「中小企業経営・政策」「経営法務」を試験直前の時期に力を入れて勉強することをお勧めします。
運営管理も、暗記色が強いので、運営管理も加えて、4兄弟として勉強するのもいいかもしれません。
試験勉強を始めた当初は、最も勉強が楽しい企業経営理論で、勉強をする習慣をつけて、同時並行的に、財務会計と経済学の勉強をする。
という方法をとって、少しずつ暗記4兄弟にも手をつけていき、直前きで一気に覚える。という方法がいいかと思います。
どの科目でどのくらいの点数をとるのか
そして、どの科目で、どの点数をとるのか。
という戦略をどうするか。というお話もしたいと思います。
中小企業経営・政策をすべし
最も点数が安定的に取りやすいのは「中小企業経営・政策」です。
この科目は、頑張れば頑張るほと点数が取れます。
これで点数が取れないと、合格は厳しくなります。
独学・通学関係なく暗記する科目で、出題範囲もある程度決まっているので、最も点数を稼ぎたい科目です。
中小企業経営・政策で60点とれない場合、それは怠慢だと思います。そのくらいしっかりと勉強して、点数をとるべき科目です。
財務会計を勉強すべし
そして、点数も取れるし、2次試験対策とも相乗効果の高い、財務会計は、しっかりと勉強することをおすすめします。
財務会計を理解しないと、なかなか合格は難しいかと思います。
一次試験は、なんとなく、合格しちゃった。がありえますが、2次試験の事例4はわからないけど受かっちゃった。がすくないと思います。
そもそもコンサルタントで決算書を読めず、経営分析もできない。
ということだと、経営コンサルタントとして働くことは難しいです。
中小企業診断士の試験は難易度が毎年変わる
点数がばらつく科目にも触れます。
そもそも毎年、科目ごとに難易度がばらつくので、なんとも言えないのですが、
私自身トラウマになるくらい、難化した科目が出てしまった年に受験してとても悔しい思いをしました。
ばらつきが大きいと思う科目
愚弟的には「経営法務」「経営情報システム」はばらつきが大きいと、個人的には思います。
「経営法務」は本当にトラウマです。
問題数が少ない科目は、1問の点数が大きいので当たり前ですが、少しのミスが命取りになります。
私みたいにならないように気をつけましょう。
独学で合格するためのおすすめの勉強方法
独学で勉強するときにおすすめの方法についてお話しします。
暗記カードと間違い問題集
ずばり「暗記カード」と「間違い問題集」です。
私には合っていましたが、みなさんには会うか微妙なので、興味がある人は、自己責任で試してみてください。
間違い問題集
間違い問題集は、問題集を過去問を解いたときに、間違ってしまった場合、間違ってしまった内容をまとめているシートのことです。
間違えた問題の内容・間違いの選択肢・理由・日付などを記載していました。
必ず、その人最後に間違い問題だけを、間違い問題集を見返していました。
模擬試験前の復習等で、間違えやすい問題だけ見返すこともできるので、効率的に復習することができるという意味でもおすすめな内容となっています。
暗記カード
「暗記カード」については、暗記科目だけではなく、全科目で作っていました。
先ほど話した、間違い問題集だと持ち運びにくいのと、順番を帰ることができないので、これの次はこれだ!と悪い覚え方をしてしまします。
それを防ぐために絶対に覚えておきたいものや、数字などの内容は一問一答方式で暗記カードに書き込んでいました。
間違い問題集と暗記カードをしっかりとつくり、復習を高頻度で行うことで知識の定着をすることができます。
ぜひ、おすすめの内容なので試してみてください。
中小企業診断士の1次試験は独学で合格が可能
色々と話しましたが、中小企業診断士の1次試験は独学で合格することができます。
これまで話してきた、ことを頭の片隅に入れていただき、合格目指していただければと思います。
中小企業診断士の資格は、合格すると可能性が広がる資格だと思っています。
勉強期間中はつらいこともあるかと思いますが、合格すればとてもいい未来が待っていると思います。
ぜひ諦めず、頑張ってください。
もし今年ダメでも来年。まただめでも、その次でもいいので、あきらめず、受け続けてください。
応援しています。
本日の内容は以上となります。
今後もビジネスに役立つ情報を配信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。