中小企業診断士は1000万円稼げる？診断士の年収事情（平均年収・平均単価・顧問先数）を紹介
結論：中小企業診断士は1000万円以上稼ぐことができます。
この記事では、中小企業診断士は年収1000万円稼げるのか？について解説していきます。
■中小企業診断士を目指しているものの稼げるイメージが浮かばない人
■資格を取ったけど、活躍できていない人
私も受験生時代にこんなに勉強大変だけど稼げるのかな？と心配でした。
中小企業診断士になって1000万円以上稼ぎたい人はぜひ最後までお読みください。
目次
中小企業診断士の平均年収
100日以上コンサルティング業務を行っている中小企業診断士の年収をご紹介します。
最も構成比が高くなっているのが、501万円〜800万円以内となっております。501万円〜800万円が全体の19.55%を占めております。この数値を見ても、平均年収が高さを感じます。
その次に構成比が高くなっているのが、1001万円〜1500万円以内という結果になっています。全体の構成比の14.66%が1000万円〜1500万円以内も稼いでいるという結果になりました。
そして3001万円以上稼いでいる人も全体の2.07%もいるという結果になりました。
| 金額 | 回答数 | 累積回答数 | 構成比（%） | 累積構成比（%） |
|---|---|---|---|---|
| 100万円以内 | 113 | 113 | 9.36 | 9.36 |
| 101-200万円以内 | 91 | 204 | 7.54 | 16.90 |
| 201-300万円以内 | 98 | 302 | 8.12 | 25.02 |
| 301-400万円以内 | 90 | 392 | 7.46 | 32.48 |
| 401-500万円以内 | 100 | 492 | 8.29 | 40.76 |
| 501-800万円以内 | 236 | 728 | 19.55 | 60.31 |
| 801-1,000万円以内 | 161 | 889 | 13.34 | 73.65 |
| 1,001-1,500万円以内 | 177 | 1,066 | 14.66 | 88.32 |
| 1,501-2,000万円以内 | 73 | 1,139 | 6.05 | 94.37 |
| 2,001-2,500万円以内 | 25 | 1,164 | 2.07 | 96.44 |
| 2,501-3,000万円以内 | 18 | 1,182 | 1.49 | 97.93 |
| 3,001万円以上 | 25 | 1,207 | 2.07 | 100.00 |
| 有効回答数 | 1,207 | 1,207 | 100.00 | 100.00 |
中小企業診断士のコンサルティング報酬の平均・最高額
最も割合が高い経営指導では97,000円/日となっており、最高報酬（平均）では141,000円/日となっています。
また診断業務では、平均報酬が108,000円/日となり、最高報酬（平均）では207,000円/日となり、全業務の中で最も報酬が高くなっています。
講演・教育訓練では、平均報酬が130,000円/日となり、最高報酬（平均）が191,000円/日となり、講演や教育訓練は平均単価が高くなる傾向が読み取れます。
※データでみる中小企業診断士:一般社団法人 中小企業診断協会Webサイト参照
中小企業診断士の顧問契約先の有無
顧問契約の有無を見てみると、回答した中小企業診断士で顧問契約をしているのかの割合はおよろ5割ずつとなっています。
| 契約の有無 | 回答数 | 構成比（%） |
|---|---|---|
| 顧問契約はない | 931 | 50.46 |
| 顧問先がある | 914 | 49.54 |
| 有効回答数 | 1,845 | 100.00 |
また、顧問契約先の平均は7社で、顧問料の平均は142,000円/月となっています。単純計算で994,000円/月となります。夢のある数字ですね。
診断士は1000万円稼げるのか
結論、中小企業診断士は1000万円以上稼げます。
おそらく中小企業診断士で活躍されている方のほとんどはそもそも1000万円を目指してはいません。
3000万円、5000万円もしくはそれ以上を目指していると思います。
私自身の粗利目標は3年以内に1億円にすることです。
1000万円であれば正しい方向に努力をすれば必ず稼げます。
ここから大事な話をします。
1000万円以上稼げると言いましたが、そうなるためには条件があります。
稼ぐための専門分野が必要
中小企業診断士として1000万円以上稼ぐ方法はいくつかあります。今この記事を見ている方は職歴によってどんな強みを持っていて、どこの分野で活かせそうか考えながら読み進めていきましょう。
補助金コンサルタントとして稼ぐ
独立中小企業診断士のほとんどが補助金を中核の事業として活動しています。補助金に詳しくなり、企業を支援するのも立派な専門分野です。
ただし、補助金は政府が予算を持って決めたものになります。来年度にその補助金が残っているかわかりません。
補助金の氷河期と呼ばれる時代もあったらしく、補助金をメインにして働くと近い将来仕事を失ってしまうかもしれません。
事業再生・経営改善のコンサルタントとして稼ぐ
事業再生や経営改善を専門とする中小企業診断士もたくさんいます。ただし、事業再生・経営改善の対象になる企業様言葉の通りお金がない場合が多いので、1件あたりのコンサルティング単価は低くなってしまいます。
経営改善計画では、2/3を補助していただくことができるため事業者負担は少なくなりますが、時間対売上を見た時に効率的ではないことがあります。
この業務の共通点は事業計画書を作成して、経営を立て直すということです。コンサルティング未経験でも中小企業診断士の資格を保有していれば比較的取取り組みやすいテーマかもしれません。
マーケティングのコンサルタントとして稼ぐ
売上拡大を目的としたマーケティングのコンサルタントとして稼ぐ中小企業診断士もいます。少数ですが、企業の『売上を増やしたい』というニーズに答えられるコンサルタントは引っ張りだこです。
私自身もデジタルマーケティングを武器として『経営コンサルティング×デジタルマーケティング』で仕事をしています。
今後も需要は拡大してくので、中小企業診断士として年収1000万円以上稼ぎたい人はマーケティングの仕事に携わるようにしましょう。
稼ぐための新規集客が必要
【いつでも集客できる】という力があることが必須です。
いい商品を作ることももちろん大事ですが、売る力があるということが大事です。
コンサルタントは飛び込み営業しても、電話しても契約になりません。
見込み客が自らお問い合わせしてくれる仕組みを作らない限りは、安定して稼げません。
しっかり稼ぎたい方はWEBを活用した集客WEBマーケティングを学びましょう。
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